ヨーロッパ言語共通参照枠

ヨーロッパ言語共通参照枠は、ヨーロッパ評議会により開発 された、包括的で総合的なシステムです. 六つのレベル (A1 から C2) に おいて、(必要とされる) 最重要能力が記されています. このシステムのおかげで、語学力 (評価のポイント) が、全ての関係者 (学習者、父兄、教師、学校関係者、経営者等、他) に対し、より分かりやすくなります.

Sprachforum Heinrich Heine - Düsseldorf - Heine

基本的な言語使用Ⅰ I - A 1

日常において具体的に必要とされることを満足させるための、既に 親しみのある日常表現やごく簡単な文章を、理解し使うことができる. 自己及び他の人達の紹介をすることができ、他の人達に (その人達に関しての) 質問ができる. (例: どこに住んでいるか、どんな人達を知っているか、どんな物を持っているか) そして、このようなたぐいの質問に対し答えられる. 会話の相手がゆっくりはっきりと話し、助け舟を出してくれる場合、簡単な会話をすることができる.

基本的な言語使用Ⅰ II - A 2

直接重要な分野に関連する、文章やよく使用される表現を理解で きる. (例: とても基本的な個人や家族の情報、買い物、仕事、地元の地理). 既に親しみのあるよく知られた事柄に関しての情報が、簡単に直に 交わされる、単純で定例的な状況においての会話ができる. 簡単な方法 (会話) で、自分の生まれ育ち、専門分野や、身近な周りの 状況、身近なところで必要とされることに関連した事柄を表現することが できる.

自立した言語使用 I - B 1

明確な標準語が使われ、また既に親しみのある、仕事や学校、余 暇に 関してのこと等が、取り扱かわれている場合、その主要点が理解できる. その言語が話されている地域を旅行した際、出会うほとんどの状況に ついて対処できる. 既に親しみのあるテーマや個人的に関心のある分野に関して、簡潔に 要約して意見を述べられる. 経験したことや出来事に関しての報告、夢や願い目標を表現すること、計画や見解に関して簡潔に理由を述べまたは説明をすることができる.

自立した言語使用 II - B 2

具体的また抽象的テーマ両方についての、複雑なテキストの主要内容を 理解できる;自分の専門分野において、専門的な討論も理解することができる. その言語を母国語とする人との通常会話において、双方において負担なく、間を置くことなく流暢に話しができる. 主題の幅広い範囲について、明確かつ詳細にわたり述べられる. 時事問題についての見解を解説できる.

専門的な言語使用 I - C 1

難解な長文テキストの幅広い範囲について理解ができ、その内面 に含れて いる意味をも把握できる. (話したい) 言葉を捜さなくてはいけない状況が頻繁に見受けられることなく、間を置くことなく流暢に表現することができる. その言語を効果的かつ柔軟に、社会生活や仕事をする上で、または職業 訓練や大学で勉強する上で使える. 複雑な事情 (事柄) について、明確で建設的に詳細にわたり、意見を述べられる. その際、文章を結びつけるために、いくつかの手段を適切に使えることができる.

専門的な言語使用 II - C 2

実際に、読み聞きしたことの全てを、容易に理解することができる. 書面また口頭上から得た様々な情報を要約でき、その際、関連している叙述の 理由付けや説明を述べられる. 間を置くことなく、とても流暢にそして正確に自分の考えを表現できる. また複雑な状況 (事柄) において、微妙な (意味の) ニュアンスの違いを区別する こともできる.